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不正アクセスでバーガーキング公式アプリの会員情報が漏えい

不正アクセスでバーガーキング公式アプリの会員情報が漏えい
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話題になっているセキュリティニュースやセキュリティに関する疑問を専門家の解説と個性豊かなパーソナリティたちがお送りしています。1日10分で、気軽にセキュリティの知識を深めることができます。放送は月曜・水曜・金曜の朝7時15分。

目次
    • 今回の解説ニュース
    • インシデント概要
    • インシデントへの対策
    • 再発防止策
    • 文字の選択やコピーができないPDFファイルを作成するセキュリティ上の意味
    • Webアプリとスマホアプリにおけるセキュリティ対策の違い

今回の解説ニュース

不正アクセスでバーガーキング公式アプリの会員情報が漏えい

バーガーキングを展開する株式会社ビーケー・ジャパンは10月22日、バーガーキング公式アプリにおける情報漏えいについて発表した。(記事はこちら)

【お届けするニュースはサイバーセキュリティ専門ニュースサイト「ScanNetSecurity」の提供でお送りしています。】

不正アクセスによりアプリ会員情報が漏洩してしまったということです。今回は、文字の選択やコピーができないPDFファイルを作成するセキュリティ上の意味や、Webとアプリにおけるセキュリティ対策の違いについて説明します。

インシデント概要

今回のインシデントは、公式アプリの顧客情報の一部が漏えいしたというものです。

インシデントへの対策

対策として、しかるべき行政機関への報告及び連携を行っており、対象者へ個別に謝罪と案内を送付しています。

再発防止策

再発防止策として、セキュリティ体制の一層の強化を図るということです。

文字の選択やコピーができないPDFファイルを作成するセキュリティ上の意味

文字をコピーできないPDFで情報を公開する理由として、オリジナルの文章や図表を無断で利用されることを防ぎ、著作権を保護するためであったり、情報が意図的に変更されることを防ぎ、情報の正確性を保つためであったりすることが考えられます。しかし、スキャン画像から作成されたPDFの場合、OCRソフトを使用してテキスト化することで、文字のコピーが可能になる場合がありますので、PDFを作成した人の意図した対策にはなっていない場合があります。

Webアプリとスマホアプリにおけるセキュリティ対策の違い

Webアプリとスマホアプリにおけるセキュリティ対策の違いとして、主にどこから攻撃が可能かの前提による違いが挙げられます。

攻撃対象をクライアントとサーバに分けると、Webアプリの場合はサーバ側に存在しており、スマホアプリの場合はクライアント側に存在しています。サーバ側に存在しているWebアプリに対しては、手元で解析ができないため、攻撃者はブラックボックスの状態でサイバー攻撃を行いますが、クライアント側に存在しているスマホアプリに対しては、手元で解析ができる場合があるため、ホワイトボックスの状態でサイバー攻撃を行うことができます。

Webアプリの場合は、サーバーを保護することでサイバー攻撃に対応できる場合もあるため、WAFなどによるネットワーク上の対策が有効になる可能性があります。一方で、スマホアプリの場合は、解析自体を困難にすることでサイバー攻撃に対応する必要があるため、難読化などの対策が有効になる可能性があります。

いずれの場合も、ソースコードの脆弱性を修正することが基本的な対策となります。

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