持続可能な
セキュリティへの取り組み

誰の手にも
セキュリティがいきわたる社会へ

社会の公器である企業は、自社のコアバリューを最大限に生かし、社会課題の解決につながる事業に取り組むことが重要であると考えています。セキュリティがこの先、10年、50年、100年先まで供給され続ける仕組みをつくるために、SHIFT SECURITY・KRAF・マスラボのそれぞれのコアバリューを活かした取り組みを実践しています。事業そのものを通じて持続可能な社会の発展に貢献し、人々の豊かな暮らしを支えグループ理念である”笑顔をつくる”を実現します。現在、3つの社会課題に取り組みを進めています。

私たちが取り組む"3つの社会課題"

  • 01セキュリティ技術の属人化
  • 02セキュリティ人材の不足
  • 03セキュリティ対策の格差拡大

私たちの取り組み

情報セキュリティ技術の属人化

情報セキュリティ技術が属人化することで、主に3つの課題を引き起こします。ホワイトハッカーなどの熟練技術者の経験や勘に依存することで、偏った観点や気分のむらなどによる「品質にばらつき」。属人化によって、希少人材に技術が依存することで生産が低下することによる「サービス価格の高騰」。そして、作業内容が可視化されず、技術が暗黙知となり育成ができないことによる「慢性的な人材不足」これら3つが属人化による深刻な課題です。インターネットが社会インフラとなった現代において、セキュリティ対策は企業のみならず、社会全体にとっても不可欠なものです。そのため、誰の手にもセキュリティがいきわたる社会をつくるためには、属人化の課題を解決することが重要です。

解決の取り組み

株式会社SHIFT SECURITY

ホワイトハッカーの技術を
標準化・仕組化する

技術の標準化とは、対象技術の作業工程を徹底的に分析・可視化することから始まります。熟練技術者の判断が不要な最小単位まで作業工程を分解し、責任を伴う判断が必要な作業とそうでない作業を明確に区別します。この標準化作業により、属人化が解消され、作業者の判断にブレがなくなり、品質のばらつきがなくなります。そして、仕組化では、標準化された技術プロセスをさらに分析し必要な能力を可視化します。技術習得に必要なスキルが可視化され、人材育成が可能となり、多種多様な人材がセキュリティ人材として活躍可能になりました。また。育成した人材の素養を定量的に見極め、工程ごとに最適な人材を配置することで、高い生産性を達成しました。私たちは、セキュリティ技術の標準化・仕組化により、人為的なミスを削除し、供給量の安定した、高品質なセキュリティを従来より低価格で提供しています。標準化・仕組化により、多くの企業がセキュリティ対策に取り組み続けることができる社会をつくります。

これまでに標準化・仕組化したセキュリティ技術

株式会社マスラボ

個人に潜在している技術の提供と
新たな技術の追求・研究

マスラボに集結した高度なセキュリティ技術を持つプロフェッショナルが個人に潜在したスキルを提供することで、セキュリティ技術の属人化をひとつひとつ解消していきます。技術が標準化・仕組化されることで、より多くの技術者がスキルを獲得し、セキュリティ対策を行うことが可能となります。技術をつないでいくことで、未来のインターネット社会へセキュリティを持続させていく取り組みです。

慢性的なセキュリティ人材の不足

セキュリティ人材への需要が高まる一方で、セキュリティ業界には慢性的な人材不足という課題があります。経済産業省「IT ⼈材の最新動向と将来推計に関する調査結果」IT⼈材の需給に関する推計では、需要に対して情報セキュリティ人材は2020年の時点で19.3万人が不足しており、セキュリティ⼈材不⾜は⼀過性の問題ではなく 2030年に向けても不⾜が続くと予測されています。この原因として、サイバーセキュリティは非常に専門性が高いため高い技術力や経験を持ったハイスキル人材だけが活躍できる、という前提があり、セキュリティ人材がスケールしない構造にありました。人材創出の間口を広げ、多くの人がセキュリティキャリアに挑戦できる仕組みによる構造改革が必要です。

group-photo
解決の取り組み

株式会社クラフ

IT未経験の人々を、IT人材へ

専門性の高いセキュリティ技術を誰でも習得できるように標準化・仕組み化することで、スキルを可視化し、教育体制を整備しました。これにより、約6カ月でIT人材としてキャリアをスタートできる環境を実現しています。そして、IT経験の有無に関わらず、未経験からIT業界に挑戦したい人材を募集。必要なスキルを習得し、セキュリティ診断者として活躍できる人材を輩出する仕組みを構築しています。創業以来、IT未経験者や地方在住者でも、セキュリティ企業で活躍できるキャリアを築けることを証明し、セキュリティ人材の創出に貢献し続けています。

創業からの従業員数の推移

2030年目標

セキュリティ対策の格差拡大

貧困による医療・教育格差と同様に企業のセキュリティ対策にも格差が生じています。2021年の独立行政法人情報処理推進機構による中小企業のセイバーセキュリティ対策の実態調査によると、セキュリティ対策上の課題としては、専門人材の不足、社員や専門人材に対する教育がなされていない、費用を捻出することが困難といった声が寄せられています。人・技術・お金の有無に左右されることなく誰もがセキュリティを享受できる仕組みが必要とされています。誰の手にもセキュリティがいきわたる社会のために、セキュリティ対策をとれない企業を支援する仕組みが必要です。

解決の取り組み

株式会社クラフ

脆弱性管理システムS4を開発し、
セキュリティ対策にお困りの企業・団体の方々に無償で提供

誰の手にもセキュリティがいきわたる社会をつくるをミッションとしセキュリティの社会課題解決を目指すプロジェクトS4を推進しています。セキュリティに困っている全国各地の中小企業・団体に脆弱性管理システムS4を無償で提供しています。面倒で複雑なセキュリティ対策を「簡単かつシンプル」にするS4を多くのひとに提供することで「セキュリティ格差」更には、「サプライチェーンリスクの解消」への貢献を目指します。

S4プロジェクトサイトはこちら
b-corporation

2023年9月、社会や環境に配慮した公益性の高い企業に対する国際認証「B Corporation」に認証されました

株式会社SHIFT SECURITY

脅威発生時、セキュリティを無償に

深刻な脅威が発生した際に、コストの問題や人員不足、専門知識の不足でセキュリティ対策ができないことによる被害拡大を防ぐことは、セキュリティ企業として社会的責任であると考えています。緊急度の高い脅威が発生した際には、すべての企業を対象に診断やフォレンジック調査の無償提供を行っています。

無償診断の提供実績

のべ164社に無償診断を提供
kraf

安心を提供する会社で在り続ける

会社名
株式会社クラフ
設立
2017年11月
所在地
宮崎県宮崎市老松2-2-22
事業内容
  • セキュリティ(脆弱性)診断・検査
  • SOC(セキュリティ監視)
  • セキュリティ・マネジメント・システムS4
maslabo

世界中の笑顔のために、
あなたの技術を
標準化し、
あなたの技術を伝承する

会社名
株式会社マスラボ
設立
2017年11月
所在地
東京都渋谷区代々木三丁目22番7号
事業内容
  • コンサルティング
  • ペネトレーションテスト

グループニュース