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CWPP|サクッと読めるセキュリティ用語解説

サクッと読めるセキュリティ用語解説 CWPP
目次
  • CWPPとは
  • CWPPの概要とCSPMとの違い

CWPPとは

CWPPは Cloud Workload Protection Platform の略称であり、クラウド ワークロードを中心とした監視と保護のセキュリティソリューションを意味します。クラウド ワークロードとは、クラウド上の仮想マシン、データベース、コンテナー、アプリケーション等を指します。

CWPPの概要とCSPMとの違い

近年、業務サービスの提供にクラウドサービスを利用する企業が増えており、社内で使用している複数のIaaS/PaaS環境を管理、運用するにあたり、管理負荷・コストの増大は課題となっています。

こうした問題に対して、CWPPの導入により、複数のクラウドサービス環境の一元管理が可能となり、セキュリティのチェック、検知が自動で提供されるため、複数のクラウド環境の管理負荷・コストを低減すると共に、利便性とセキュリティの実現も可能となります。

クラウド環境のセキュリティ構成を管理する仕組みを意味するCSPMとの違いは、CSPMが「クラウドのAPIを用いて管理コンソールにおける設定情報やログを取得し、脆弱な設定を検知する」のに対し、
CWPPでは「クラウド上のインスタンスや、仮想マシン、コンテナなどのワークロードに対し、通常エージェントなどを配置し、セキュリティの監視」を行います。

製品にもよりますが、セキュリティの自動チェックとしてセキュリティ設定の不備、OSのパッチ適用状況、ミドルウェアの脆弱性有無、アンチウイルスソフトのパターンファイル更新、スキャン状況をチェックするなどの機能を持ったソリューションが存在します。

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この記事の著者 櫻林 賢治

前職では大手電機メーカーのグループ会社にて、主にWebアプリケーションのシステム開発業務に従事。2016年より3年間、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)に派遣され、標的型サイバー攻撃の被害に遭われた企業・団体に対する、 インシデント初動対応の支援業務に従事する。IPAでの業務経験により、サイバーセキュリティの業界に関心を持ち、2020年4月より、 株式会社SHIFT SECURITYに入社。同社ではクラウド環境の脆弱性診断、監視業務に従事。

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