こちらの記事は、セキュリティ専門家の松野によるニュース解説ラジオ「今日の10分セキュリティラジオ」の放送内容を文字に起こしご紹介しています。
内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は12月1日、9月から運営を行う「みんなで使おうサイバーセキュリティ・ポータルサイト」に掲載する普及啓発・人材育成施策の募集について発表した。(記事はこちら)
【お届けするニュースはサイバーセキュリティ専門ニュースサイト「ScanNetSecurity」の提供でお送りしています。】NISCが運営するポータルサイトに掲載するセキュリティの普及や人材育成に関する取り組みが広く募集されています。世界中で行われているセキュリティに関する啓発活動について説明します。
内閣サイバーセキュリティセンターNISCが運営を行う「みんなで使おうサイバーセキュリティ・ポータルサイト」では今回、民間企業を含む様々な関係機関や団体等が実施する普及啓発・人材育成に関する取り組みを広く募集しています。
掲載基準は、NISCが判断する関係機関及び民間事業者であり、応募した施策がNISCの推進する施策と密接に関連し、積極的に後援すべきと認められるものであることとしています。
みんなで使おうサイバーセキュリティ・ポータルサイトには、個人向けのセキュリティ情報も含め、利用者のニーズや属性から適切な施策を選択できるように分類されています。
例えば、ニーズ事例では「目的から選ぶ!施策一覧」として整理されています。具体的には、サイバーセキュリティの基本的なところから知りたい方や、少しわかってきたけどもっと詳しく知りたい方に向けた施策が、講座・イベント、教材、政策について、それぞれまとめられています。他にも、経営とセキュリティの両方の視点から学びたい戦略マネジメント層や、自社職員にセキュリティレベルを上げてもらいたい方に向けた施策もまとめられています。
また、属性では、個人は若年層から社会人以上、組織は中小企業や大企業、自治体や教育機関まで、こちらも初級から上級まで、人材育成や普及啓発の施策が整理されています。ご覧いただいている皆さんも自分に合った取り組みを見つけることができるかもしれません。
海外でもセキュリティの普及や啓発を目的としたセキュリティカンファレンスが数多く開催されています。パンデミックの影響で現在はオンライン開催になったり、延期や中止になっていることも多くありますが、世界的に有名なイベントにBlack Hatがあります。
我々は誰一人セキュリティで取り残さない社会を実現したく、様々な活動を行っています。持続可能なセキュリティがどのような世界であるかを皆さんと一緒に、これからも考えていけたらと思っています。
今日の10分セキュリティラジオにて毎週月・水・金にセキュリティの最新ニュースを取り上げ解説を行っています。隙間の時間の情報収集にぜひお役立てください!
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