株式会社テレビ埼玉は11月13日、同社ホームページへの不正アクセスについて発表した。(記事はこちら)
【お届けするニュースはサイバーセキュリティ専門ニュースサイト「ScanNetSecurity」の提供でお送りしています。】Webサイトに不正アクセスがあり、個人情報が漏洩した可能性があるということです。サーバ監視の概要や、不審な通信を検知した際に必要な対応について説明します。
今回のインシデントは、当該サイトを通じて提供された視聴者の個人情報が漏えいした可能性があるというものです。原因として、Webサイトのサーバに外部からの不正アクセスによるサイバー攻撃が挙げられています。
対策として、対象者に、メールにて個別に連絡を行っています。また、詳細な原因や具体的な影響などについて調査を行っているということです。
セキュリティ対策としての監視とは、企業や組織のITシステムやネットワークを常時モニタリングし、サイバー攻撃などのセキュリティ脅威を早期に検知・対処するための活動です。法規制や業界のガイドラインに基づいたセキュリティ対策として、監視が求められる場合もあります。
近年、サイバー攻撃の増加や情報漏えいのリスクから、セキュリティ対策としてのサーバ監視をする組織が増えてきました。監視では、不審な通信パターンや異常なアクセスがないかネットワークトラフィックを監視したり、サーバーやネットワーク機器のシステムログを分析し、不正なアクティビティを検出します。また、ファイアウォールやIDS/IPSなどセキュリティ機器のログを分析し、攻撃の兆候を検出したり、普段と異なるユーザーの行動パターンを分析し、不正なログインやデータの不正利用を検出したりします。
攻撃をリアルタイムに検知することで、迅速な対応が可能になり、被害を最小限に抑えることができます。また、監視データに基づいて、セキュリティ対策を改善することも可能です。
不審な通信を検知した際は、迅速かつ適切な対応が求められます。具体的には、状況の把握と確認を行った上で、ネットワークからの隔離を検討することが必要です。レス、ポート番号、通信内容などを詳細に確認します。設定ミスやシステムの異常によって誤検知が発生している可能性も考慮して、他のログや監視データと照らし合わせて確認します。加えて、影響範囲を特定するため、関連するシステムやデータも調査することが必要です。
これらを確認した結果、疑わしい端末やIPアドレスをネットワークから隔離することを検討します。仮に、端末がマルウェアに感染していた場合、隔離によってネットワーク内の他のシステムに感染することを防ぎます。特定のIPアドレスが攻撃された場合でも、そのIPアドレスを隔離することで、他のネットワークへの影響を最小限に抑えることが期待できます。
サイバー攻撃は時間との戦いでもあるため、迅速な対応が求められます。パニックにならず、あらかじめ設定した手順に従って冷静に対処するようにしましょう。
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