攻撃者が踏み台を必要とする代表的な目的は以下のようになります。
攻撃者が標的のサーバを直接攻撃した場合、攻撃者のIPが記録されますが、踏み台端末を経由した場合、踏み台のIPが記録されます。このため捜査の目を踏み台端末の所有者に向けることができます。また、攻撃者は、複数の踏み台を経由したり、踏み台端末上のログを改ざんするなどして追跡から逃れる場合もあります。
標的となるサーバに大量のパケットを送り付けサービス停止に追い込む攻撃をDoS攻撃といいます。このDoS攻撃を大量のコンピュータから一斉に送信することでより大規模な攻撃を行う攻撃をDDoSと呼びます。攻撃者がDDoS攻撃を行う場合、C&Cサーバから大量に用意した踏み台サーバに攻撃命令のコマンドを送ります。踏み台として利用されるコンピュータは所有者の知らず知らずの内にDDoS攻撃に加担することになります。
攻撃者が標的とする企業を直接攻撃するのが困難な場合、予算が少なくセキュリティ対策が不十分な中小企業等の取引先を踏み台とし、標的とする企業に攻撃を行うことがあります。この攻撃をサプライチェーン攻撃と呼びます。万が一踏み台として利用されてしまった場合には、取引先の信用を失い、最悪の場合、訴訟や取引停止にもなりかねません。このように、取引先への踏み台として利用されてしまうことがあるため、直接の標的とはなりにくい中小企業等であっても、十分なセキュリティ対策を行わなければなりません
攻撃者は様々な経路であなたのサーバや端末の乗っ取りを図ります。
これらの攻撃には、次のような対策を行うことが重要です。
さらに、公開サーバの場合には次のような対策も必要です。
これらの対策は、Webアプリケーション診断、プラットフォーム診断、クラウド診断を実施ることで、脆弱性を洗い出し、事前に対策をとることができます。 また、UTM等のセキュリティ製品を導入し、ネットワークから送信される通信を監視することで、実際にサーバや端末が乗っ取られてしまった際、踏み台からの攻撃を抑制したり、乗っ取りを検出することができます。
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