こちらの記事は、セキュリティ専門家の松野によるニュース解説ラジオ「今日の10分セキュリティラジオ」の放送内容を文字に起こしご紹介しています。
デジタル庁は1月24日、デジタル庁またはデジタル庁職員を名乗る不審電話に関する注意喚起を発表した。(記事はこちら)
【お届けするニュースはサイバーセキュリティ専門ニュースサイト「ScanNetSecurity」の提供でお送りしています。】庁職員を名乗る不審電話について注意喚起が出されています。今回は、不審な電話やメールのチェックするポイントや、その対策について説明します。今回の注意喚起は、デジタル庁またはデジタル庁の職員を名乗る不審電話を確認しているというものです。内容として、「現在使われているこの電話が明日で使用できなくなる」「携帯電話の迷惑メールでその携帯電話と自宅の電話を強制的に止める」などの不審電話を確認しているということです。対策として、不審な点を感じたら警察に相談するよう呼びかけています。なお、デジタル庁が電話利用の差し止めなどの連絡を行うことはないということです。
不審な電話やメールをチェックするポイントとして、送信者情報と相手が要求している内容について、確認することが求められます。
まず、相手が何者であるか取得できる情報からチェックすることが必要です。電話であれば、名前、所属、電話番号が不自然でないか、メールであれば、差出人名、メールアドレス、ドメイン名が不自然でないか確認することが求められます。また、相手が要求している内容について冷静に判断することが必要です。緊急性や金銭に関わる内容で、不安をあおるような内容ではないか、メールであれば、不自然なURLや添付ファイルがついていないか、誤字脱字が多くないか確認することが求められます。
不審に感じたら、すぐに電話を切ることや、メールを削除することが必要です。また、信頼できる家族や友人、警察などに相談することも、冷静な判断をする上で有効となります。さらに、不審な電話やメールを受け取った日時、内容、電話番号、メールアドレスなどを記録しておくと、相談や被害届提出の際に役立ちます。不審な電話やメールは、警察以外にも、国民生活センター、フィッシング対策協議会などに相談することができます。
不審な電話やメールに不安を感じたら、冷静な対応を心がけましょう。不審な電話やメールは、個人情報や金銭を騙し取ろうとする犯罪の手口です。よって、個人情報や金銭を要求する電話やメールには、絶対に応じないよう心がけましょう。このような、人の弱さを標的としたサイバー攻撃は、常に心の隙間を狙っています。よって、周りに相談しにくい状況も含めて攻撃者は作り上げようとしてきますので、強い心を持って対応することが必要です。もし、心細いなと感じた際は、ご遠慮なくコメント欄で相談してください。
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