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SHIFT SECURITY セキュリティの学び場 ニュース解説 DDoS 攻撃が原因、横須賀市ホームページで閲覧障害

DDoS 攻撃が原因、横須賀市ホームページで閲覧障害

DDoS 攻撃が原因、横須賀市ホームページで閲覧障害
目次
  • 今回の解説ニュース
  • 「DDos攻撃」について
  • DDoS攻撃以外で閲覧障害が起きる原因

こちらの記事は、セキュリティ専門家の松野によるニュース解説ラジオ「今日の10分セキュリティラジオ」の放送内容を文字に起こしご紹介しています。

今回の解説ニュース

DDoS 攻撃が原因、横須賀市ホームページで閲覧障害

神奈川県横須賀市は2月21日、同市ホームページの閲覧障害について発表した。(記事はこちら)

【お届けするニュースはサイバーセキュリティ専門ニュースサイト「ScanNetSecurity」の提供でお送りしています。】

ホームページがサイバー攻撃を受けて、閲覧できなくなってしまったということです。今回のサイバー攻撃に使われたDDoS攻撃の内容や、DDoS攻撃以外で閲覧障害が起きる原因について説明します。
今回のインシデントは、ホームページが閲覧できなくなる障害が発生したというものです。原因として、外部からのDDoS攻撃が挙げられています。今後、対応策をホームページ保守事業者と協議するということです。

「DDos攻撃」について

DDoS攻撃とは、日本語では「分散型サービス拒否攻撃」と呼ばれています。複数のコンピューターから、攻撃対象となるサーバーやネットワークに対して、大量の通信を発生させることで、サービスを停止させようとする攻撃です。

例えば、みなさんが車を運転していて、渋滞に巻き込まれることはありませんか?多くの車が道路に溢れると、通常の車が通り抜けられなくなり、交通が麻痺してしまいます。これは、DDoS攻撃によって、インターネット回線が大量の通信で溢れ、通常の通信ができなくなってしまうことと同様です。よって、DDoS攻撃は、道路に大量の車を送り込んで、意図的に渋滞を起こすようなものと言えるかもしれません。

DDoS攻撃は、ボットネットと呼ばれる、攻撃者が乗っ取った大量のコンピューターを遠隔操作で利用する方法以外に、リフレクション攻撃と呼ばれる、攻撃者が偽装した通信を攻撃対象となるサーバーやネットワークに送信する方法や、サーバーやネットワークの脆弱性を悪用する方法などが挙げられます。

DDoS攻撃以外で閲覧障害が起きる原因

DDoS攻撃以外で閲覧障害が起きる原因として、サーバーやネットワークの性能が十分ではないために、閲覧障害が発生することも考えられます。
ネットショップで、前から欲しかった新商品の発売が予定されていたとします。自身以外にも、多くの人々がその商品を手に入れたいと思っていたとすると、発売直後は何百万人ものユーザーが同時にそのWebサイトにアクセスしようとすることが考えられます。

新商品を購入するためには、商品の詳細を見たり、購入したりするために、Webサイトへ通信が発生しますので、通常は数百人くらいの閲覧しかないネットショップに、いつもの1万倍以上の通信が発生するため、サーバやネットワークの性能が追い付かず、閲覧障害が発生することも考えらえます。

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この記事の著者 セキュラジチーム

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