こちらのnoteは、セキュリティ専門家の松野によるニュース解説ラジオ「今日の10分セキュリティラジオ」の放送内容を文字起こししご紹介しています。
内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は7月21日、重要インフラ事業者等に向けて夏季休暇等に伴うセキュリティ上の留意点について注意喚起を行った。(記事はこちら)
【お届けするニュースはサイバーセキュリティ専門ニュースサイト「ScanNetSecurity」の提供でお送りしています。】オリンピック・パラリンピックやコロナ禍などに便乗したサイバー攻撃について注意喚起が行われています。夏季休暇等に伴うセキュリティリスクで気を付けるべきポイントについて説明します。
例年通りの夏季休暇に加え、今年は様々なイベントがありました。より一層、セキュリティリスクが高まる可能性があるということで、NISCから注意喚起が行われています。具体的には、「テレワークに関するセキュリティリスク」「ランサムウェアに関するセキュリティリスク」「新たに確認された脆弱性に関するセキュリティリスク」「東京 2020 大会に関するセキュリティリスク」「長期休暇に伴うリスク」が挙げられており、それぞれ具体的なチェックポイントが紹介されています。
テレワークや長期休暇に伴うチェックポイントは情報システムに携わる方にとっても参考になる内容となっておりますので、ぜひ一度ご確認ください。
注意喚起で取り上げられている、夏季休暇等に伴い特に留意すべき5つのセキュリティリスクについて、簡単に説明します。
まとめると「テレワークやランサムウェアに関連するセキュリティ対策は変わらず実施し、長期連休明けは安全な方法でパソコンを最新の状態にしましょう。あと、オリンピック・パラリンピック中は特に注意が必要。」ということになります。
NISCとは、National center of Incident readiness and Strategy for Cybersecurityの略で、内閣サイバーセキュリティセンターとも呼ばれ、サイバーセキュリティ基本法に基づき、2015年1月に内閣官房へ設置されました。
その他にも、国内の情報セキュリティ関係機関として、IPA、NICT、JPDEC、JNSA、JPCERT/CCなどがあります。様々な非営利団体が日本の組織をセキュリティの脅威から守るために日々活動をしてくれています。
営利団体である民間のセキュリティベンダーは、主にビジネスの範囲においてセキュリティの課題を解決しています。では、セキュリティの課題はビジネスの範囲だけに存在しているかというと、そうではありません。無償の注意喚起や啓発活動、ガイドラインの作成など、収益性の低い領域においてもセキュリティの課題は数多く存在しています。
我々は民間企業ではありますが、たくさんの人にセキュリティを届けたいと思い、このセキュリティラジオを始めさせていただきました。これからも、セキュリティで困った人がいれば1人でも多く救えるように、我々に何ができるか全力で考えていきたいと思っています。
今日の10分セキュリティラジオにて毎週月・水・金にセキュリティの最新ニュースを取り上げ解説を行っています。隙間の時間の情報収集にぜひお役立てください!
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